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一昔前、ファンシーグッズを売っている雑貨屋さんはどこにでもありました。
サンリオの小売店も直営店(ギフトゲート、以下GG)、デパートや大型ショッピングセンター以外にも街の文具屋さんのような小さな『サンリオギフトショップ』がたくさんありました。
特に20年位前までは都心から離れた場所にも必ずといっていいほどあったし、
学校帰りに寄った思い出もあるかもしれません。
その後、小さな雑貨、文具屋さんの類はどんどん廃業していきました。
今じゃ、欲しいグッズがあってもGGかデパートかイオンみたいなところに行かないとならず、
電車や車で遠出しないと買えないイメージがあるサンリオグッズを発売日にワーッと地元のサンリオショップに駆け込んで買えたならホントに便利で羨ましい限りです。
グッズの入荷関係については、
特にサンリオに関しては80年代のかなり早い時期に出納のシステムをコンピューターで行っていて、数千種類の商品の中からリアルタイムでの売れ行きが把握できたそうです。
(今じゃ当たり前なのですが、小売店と倉庫をコンピューターで直結させたシステムを開発し取り入れたのは日本でサンリオが初めらしい。)
http://www.utsumi-news.com/archives/date/2016/01
ちなみに、当時の全ての商品は買取で、返品ができなかったので各小売店の判断で仕入れを行っていました。
廃業した雑貨屋さんにサンリオのグッズがキレイなまま残ってたりするのはそのせいだろうか?
いや、デットストックのグッズはサンリオに限らないけど・・・
古いいちご新聞にそういう小さなギフトショップの紹介特集が組まれていました。
そのなかでも西武線(新宿線・池袋線)沿線のサンリオショップ特集が非常に気になりました。
何でかっていうと地元だからです。土地柄愛着があります。
こういう『お店のお姉さん、お母さん、おじいちゃんおばあちゃん』みたいなのが紹介されていると地元ならではの温かみがあるというか、常連のお客さんがいて、いろんなことを話したり、
サンリオショップが1つのコミュニケーションの場になっていたのだろうなあというのが想像されてほっこりしますね。
西武新宿線
※(余談)西武園ゆうえんちの観覧車ミラーって可愛いよね。
・・・該当の記事は1995年2月号。
ココで紹介されているのは以下の8つの店舗です。
中村橋『サンリオショップPAL』
野方『バースデーハウス ドリー』
入間(武蔵富士見沢)『きゅうぴっと』
清瀬『サンリオショップ ポッポ』
狭山市『ホビーハウス SEW&RIO』
東長崎『ミルキースポット』
上石神井『リリーちゃん』
富士見台『ギフトショップ りんりん』
★本題。これらのサンリオショップは今どうなっているか、ストリートビューで見てみました。
☆『サンリオショップPAL』
・・・建物の形がそのままでわかりやすい。その後入っていた会社ももうなさそうです。
☆『バースデーハウス ドリー』
・・・『駅から徒歩1分』のヒントと建物の形で推定。
(20.07.07追記)コメントにて教えて頂き、訂正致しました。
ビルの表示札まで一緒です。台湾料理のお店になっており、内部も見ることができます。
☆『きゅうぴっと』
・・・記事の説明によると場所はここ。
隣のおもちゃ屋「オカノホビー」さんは30年以上の営業だそうです。
☆『ホビーハウス SEW&RIO』
・・・入っていた駅ビル自体が現存しない。
☆『ミルキースポット』
・・・南口『東長崎銀座商店街』にあった、ブティックと整骨院が跡地に入っている
建物とコメントいただきました。(ありがとうございます!)
☆『リリーちゃん』
・・・なんと、当時の屋根をそのまま使ったカフェ30という喫茶店になっている。
(駅から徒歩1分って書いてあるけど"競歩"じゃないと無理かも?)
(2020.07追記)ビルの老朽化のため、取り壊し予定となりカフェも撤退しています。残念・・・
☆『ギフトショップ りんりん』
・・・この周辺?駅から徒歩3分がヒントなのだが、改築されている店舗も多く
詳しくは分かりませんでしたorz
そんな「跡地」の紹介の中(古い建物は好きですが廃墟マニアではない!)、昔のギフトショップの形体でまだ営業されているお店がありますので実際に行ってみました!!!
★『サンリオショップ・ポッポ』
外の看板も、ピューロランドのステッカーも当時のままです。
(※撮影許可を頂いております。)
またお店の中も、手描きのPOPがあったり、
30年近く前当時の「ジャンボたからおとし」が使われていたり、
キャンディコーナー(好きなお菓子をかごに入れてレジへ持っていく)
も現役で当時のピンクのかごが使われていたり、
そして何よりも、、、、
↑初代の40年近く前の黄色い買い物かごが現役で使われているんです!!
もちろん最新グッズも揃っていますが、一昔前や大昔のグッズもあったりするので、入れ替えの激しい大きなショップとは違い本当にいろんなキャラクターが混在しています。
ちなみにキキララは当時、あまり人気がなかったようで、仕入れも少なかったとのことでした(ToT)
先ほどの記事に『ポッポ』もバッチリ紹介されています。
しかし、大切なのはものを手に入れることより「あの頃のコミュニケーションの場所があること」だと思います。
昔のグッズなら近年はいろんな方法で入手できます。
でも昔ながらのサンリオショップに行く事はなかなかできません。
当時たくさんあったサンリオショップ同士は繋がりをもっていたそうです。
いちご新聞の記事の時代のように、街の中にあるサンリオショップで
オマケ(プレミアム)をつけてもらって、お店のお姉さんやお客さんとお話して、
上手く言葉では例えられないけれど、
そういうコミュニケーションの場はインターネットでは得られない特別な感覚を持っています。
↑このカゴも現役です!
キャンディコーナーの前で幼い頃に大好きだったファンシーショップを思い出しました。
まさにあのにおい、あのワクワク感が残っています。
そういう感覚こそが貴重でかけがえのないものです。
ちなみに「は~い!チャバ!」っていうのはサンリオショップの挨拶です。
当時いちご新聞でPRしまくっていましたが、お店でも本当に使っていたのだろうか・・・
※紹介した跡地には現在も居住者の方がいらっしゃいますので
訪問の際はご配慮をお願いします。
Title:ペガサスの毛玉
URL:http://sorrykikilala.kyotolog.net/
Master:taccobue(たこぶえ)
★32×32のアイコンを作ってみました。
☆透化バージョン